旅行業界への就職・転職 今後の見通し(今やっておくべきこと 社員の生の声)

海外情報(入国条件など)
旅行業界は現在過去最大級の困難に直撃されています。
もちろん旅行業界だけではありませんが、現在の状況及び、旅行業界への就職、旅行業界から異業種への転職について今後の展望も含めて書いていきます。

現在の状況

上記でも書いたように過去最大級に厳しい状況です。
私は前社の大手旅行会社と現在のインハウス旅行会社の2社のみの状況が
詳しくわかる状況ですが、毎月主要旅行会社の損益などを見ていますので、
その他の旅行会社の状況も容易に予想が立ちます。

休業、出向、非正規雇用切り(ゆえに人材不足が出てきている)

いずれも行われています。

休業
現在も続いており、週2日ほどはお休みで、給料は8割に減額されております。旅行会社はサービス業で、特性上今まで当然のように残業があり、その為、残業代での上積みも今までありましたが、休業が設定されてから残業は原則できませんので、給料への影響はさらに出ています。

出向
前社、現在の会社ともに出向が行われています。若手社員中心で前社の大手旅行会社は全く違う業種への出社が行われ、現在の会社は親会社の運輸系会社に出向となりました。若手社員にとってはいい経験で、”ただ”で違う分野の知識・見識が広がっています。が、出向期間が終わったときに元の旅行会社へは戻らずに違う分野への転職をする社員も相当数出てくるのではないかと思います。

非正規雇用切り
前社も行われているようですが、現在の会社もコロナの影響が出始めてから
1年近く経った後、耐え切れずに契約をしないことになってしまいました。
現在所属の部署は人数が、コロナ前から半分ほどの人員となりました。

現在の仕事の状況

当然ですが、通常の出張はほぼありません。通常期の1/10以下です。
ただし、少ないですが渡航する方はいます。行くとなれば今まで必要のなかった査証の取得、その他現地許可の取得、PCR検査を受け陰性証明書の準備、帰国後の14日間の自主隔離先の確保など『やること』は以前の数倍はあります。

また、通常の出張はほぼありませんが、海外支店や子会社への赴任、帰任は通常通りあり、その手配をしております。ただし、休業あり、以前の半分程度の人員でも仕事はほぼ残業なしに回っています。

旅行会社への就職展望

上記のような状況では求人がないのは理解いただけると思います。
ただし、私の記事にもあるようにワクチン接種者は容易に渡航ができる外国も増えてきています。国同士の移動は相互利益が重要になるため、近いうちに日本も国別に開放が必要になり、海外渡航を阻んでいた帰国後の14日間の隔離が軽減、免除されていくことになると思います。そうなるとビジネストリップから渡航が増えてきます。【関連記事 下部】

求人 現在少しずつ増えてきています。
一気にということにはならないと思いますし、コロナ前に完全に戻ることはないと思います。(反動で一時的にコロナ前以上になることはあるかもしれませんが)
ただし、コロナの為にかなり人員を減らしました。若手の方も他業種を経験したことにより、旅行業には戻らずに、異業種に進む人も増えていくと思います。
いずれ人員不足は確実に起こります。コロナ前でも人員確保は各社苦戦をしていました。
その為、まもなく旅行業界は売り手市場で各社人員確保に躍起になっていくと思われます。

旅行業界に就職したい方は

現在(2021年9月時点)では『もう少し待ち』の状態です。
JTBグループ、HISなどは2022年度の新卒採用を見合わせました。ただし、中途採用などは次第に出ていくと思われます。大手以外の旅行会社はさらに人員が不足するため、中途採用を出している会社も出てきます。

旅行業界に就職する人におすすめする『今』しておくべきこと

旅行業界はイメージがある人も多いと思いますが、文系の体育会系人材が多く、
今までは上に行く人は、そういった頭より体系の人材が多いのですが、その反面デジタル・IT知識がほとんどなく、社全体としての課題としている会社がとても多いです。

就職したとして、そういったIT人材はその後大変重宝されます。

社内の予約管理システムの開発・定期修繕やOBT(オンラインブッキングツールの開発、改善)、他社のOBTツールとの連携など活躍の場は今後一層増えます。
私自身言葉が悪いですが、手配のみをする兵隊ですが、
IT人材は今後若い年齢で大きな仕事をし、上に行ける切符に確実になります。

また、旅行業界は長い目での衰退の方向にあると思っていますが、人の移動はなくなりません。コロナ禍で我慢できずにあちこちに行ってしまう人がいるように、移動や交流は人間の核の部分です。その意味での旅行はなくなることはないと思います。

様々な業種の大手企業は社内の管理システムに出張(国内・海外)システムも搭載しており、その見直しを一定のサイクルで行っています。現に私もここ3年の間に取引先の社内システム一新のプロジェクトに契約旅行会社として、出張のシステムの要件定義や運用テストなどで半年以上に渡り、別の案件で3件携わりました。

IT人材と旅行人材の融合は、転職先が無限に広がる

他旅行会社への転職、SAPなどシステム大手企業の他、様々な業種の大手企業のシステム更新時を狙った転職です。
特にシステム更新時におけるプロジェクトの出張経費関連での求人は現在も転職サイトを検索すると募集を確認することができます。

旅行業界へ今後就職・転職をする方はぜひ今のうちからプログラミングやwebデザインなどの知識を入れておいてください。かならず社内で有利な立場になり、さらに条件のいい転職先が見つかります。

世代・年代にもよると思いますが、プログラミングやwebデザインに対し、必要以上の苦手意識がある方が多いと思います。
私自身も、他社システムとの連携でhtmlやCSSといった基礎知識が必要となったときに初めて触れ、学習しましたが、全く恐れる必要はありませんでした。全てを覚える必要はありません。まずは触れてみてはいかがでしょうか。

無料のプログラミング

『ドットインストール』私もweb検索して探したこちらのサイトから学習を始めてみました。1回3分の動画にまとめられており、初心者でも続けられます。
ドットインストール サイト

『progate』web検索して探したサイトで無料のプログラミング講座としては有名です。
progateサイト

おすすめの講座

私自身、無料のプログラミング学習サイトで始めました。独学なのでどうしても定期的な学習が難しく、動画でさらっと過ぎ去っていった、IT用語や設定の方法がわからず、そこで止まってしまい、、足が遠のき、、となってしまいました。

やはりおすすめはちゃんとした講座に申し込んで学習することです。お金がかかっていることでしっかり勉強し、元を取らなければという意識になり、結果続けることができ、身についていきます。とは言え、まずは資料請求、無料体験から行ってもいいと思います。おすすめのオンライン講座をご紹介します。

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もうひとつの視点でのおすすめ(海外での就労経験)


え?今はコロナ禍だからできませんよね、と思う方がほとんどだと思いますが、実はできます。カナダのco-opビザです。ワーキングホリデイと比較されますが、専門知識を英語で学べて、就労経験も給料をもらいながら積める。

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